ラングレーへの日帰り旅行(その1)

小旅行

先週の土曜日、ボーイフレンドのロバートさんと、バンクーバーから東に車で小一時間のところにある、ラングレーに遊びに行きました。

この街は私たちにとって、とても特別な街です。

私が26年前にカナダに引っ越して来た時、最初の3年くらい住んだのがラングレーでした。

一方、12歳くらいの頃に他の州からこの州に引っ越して来たロバートさんが、10代の頃に家族と住んでいたのもラングレーでした。今も彼の母方の親戚が住んでいます。

私たちは付き合ってもうすぐ4年になりますが、行こう行こうと言いながら、これまで一緒にラングレーに行ったことはありません。

特に私はもう何年も足を運んでいません。

さて、土曜日は見事な快晴で、春本番を感じさせる1日でした。

朝、どこに行こうか話している時に、

「フォート・ラングレー(これについては次回)とラングレーはどう?ラングレーであなたの伯母さんを訪問して、その後フォート・ラングレーのアンティーク・ショップに行ってみようよ」

と、私の口が勝手に動きました。

頭で考えた場所とは全然違う街の名前と行動計画を言い出した自分にびっくりしてしまいましたが、ロバートさんはすぐに伯母さんに電話して、今日訪問してもよいかと尋ねました。

87歳の伯母さんには、土曜だからといって特に予定はないので、もちろん私たちの訪問は許可されました。

伯母さんからは、去年のクリスマスのディナーに招待されていたのですが、クリスマスの直前に入院されてしまい(今は退院されています)、ディナーは中止となっていたので、私は伯母さん宅への訪問を提案したのだと思います。

それにしても、ワクワクしました。

久しぶりの懐かしい街。長男が生まれた街。今行ってみて、どんな感覚が得られるのかしら、と。

ラングレーに到着すると、まずは伯母さんへのお土産に「Estrella’s Montreal Deli」というデリでモントリオールのスモークハムを買いました。

Estrella's Deli
Estrella's serve deliciously flavourful food that utilize quality ingredients: grass-fed beef, hormone-free cheese, and fresh local produce. Specializing in Mon...

メニューを見ると美味しそうなサンドイッチやらなんやらの名前が並んでいます。

あ〜ん、食べた〜い!

しかし、私たちは愚かにも数時間前にマクドナルドの朝ごはんをすでに食べており、まだお腹はいっぱいです。ああ、悔やまれた。

持ち帰りもできるし、お店で食べることもできる可愛いお店でしたよ。次回は是非!

それから向かったのは、ロバートさんの家族が昔住んでいたうちでした。

道中、私がカナダに来たばかりの頃に住んでいたアパートの前を通りすぎました。

・・・なんか全く変わっていません。

長男をしょっちゅう遊ばせていた児童公園の前を通り過ぎ、その足でしょっちゅう寄っていた店、私のファミリー・ドクターのオフィスなど、全て歩ける距離にある、かつての生活圏を20数年ぶりに目撃しました。

わあ、懐かしいなあ、と思っていると、すぐにロバートさんの昔のうちに到着しました。

驚きです。そのうちも、私のかつての生活圏内にありました。つまり、歩いて行ける距離。

超近所。すごい偶然。

私が越して来た1997年には彼自身はもうそこに住んでいませんでしたが、彼の亡きお母さんは住んでいて、しょっちゅうそこに遊びに帰っていたらしいです。

面白いなあ、と思いながら今度は伯母さんのうちに向かいました。

ロバートさんの伯母さんは、今年87歳になるとは信じがたいほど、頭の回転が素早く、滑舌がよく、話の面白い方でした。

とても素敵なタウンハウスに住んでいらっしゃいます。

毛糸で動物を作るのが趣味で(近所の小学校に寄付しているとか)、色とりどりの渾身作がたくさん飾ってありました。

私が物欲しそうに触っていると(笑)、冒頭に貼ってある黄色いガチョウを私にくださいました。やった!

そして、近くに住んでいる伯母さんの息子(ロバートさんの従兄弟)を絶対に訪ねなくてはいけないと断言し、息子に電話して「ロバートがこれからそちらに行くから」と伝えました。

その従兄弟は今、孫の子守をしているところだということでした。

30分くらいの訪問だったでしょうか、伯母さんは元気いっぱいに喋り倒していました!

従兄弟の家は、車で10分くらいのところにありました。

ドアをノックすると「ドアは開いてるよ」と中から声が。

でもその声をかき消すような子供の大きな泣き声が同時に聞こえて来ます。

子守をしている従兄弟は、足を怪我しており松葉杖がないと歩けないんですが、その彼はソファに座って今月末に1歳を迎える孫のシャーロットちゃんを抱っこしていました。

シャーロットちゃん、赤毛で色白でぷくっとしてて、本当に可愛い!

たまに泣き止んで少しニコッと微笑んでまた泣く・・・を繰り返しています。

疲れてるのかな。本当に可愛くて、抱っこさせてくださいと申し出ようかという衝動にかられましたが、我慢しました。

だって初めて会った誰だかわかんない人に孫を抱っこさせるの、嫌だよね。。。

従兄弟はロバートさんより10歳くらい年上に見えましたが、そんな年代の男の人が泣きやまない赤ちゃんの子守を辛抱強くしている姿に(しかも松葉杖)ちょっと感動しました。

この訪問も、ものの20分くらいでした。

ところで、ラングレーは住んでいる頃は全く思いませんでしたが、なかなかいいキャラクターの街です。

バンクーバーはそれこそ人種のるつぼで、数では非白人が圧倒しているようにも感じられますが、ラングレーは白人が多数派という印象です。

レストランも西洋風のものが多く、興味深かったです。

個人的には、住宅街にある従兄弟の家に向かう時の街並みが、私に強烈な懐かしさを呼び起こしました。木と木の間からこちらに差し込んでくる木漏れ日とか。

20代の頃の数年を過ごした場所。

いつかまた、住んでみたいと結構本気で思いました。(続く)

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