英検1級

ここ最近、珍しくダークモードをくぐり抜けていました。今も結構そっち側にいるのですが、だいぶ心は晴れつつあります。

きっかけは虫歯で、どういうわけかものすごい落ち込みを経験することになりました。

更年期？

暗い気持ちでいると、そんな状態に吸い寄せられるかのようにその他のモヤモヤすることがいろいろ頭に浮かび、さらに暗くなっているところに、人生のモヤモヤのひとつ、「英検１級をできるだけ早く受ける」という、実行する目処が全く立っていない人生で絶対に達成したい目標を思い出しました。

そもそも私が北米に来たのは英語を身につけたかったからで、今は英語を使って仕事をしているので、ある意味、当時の目標は達成できているわけですが、これは検定試験のようなものを受けてそれに受かったから、または点数が良かったから仕事ができているわけではありません。

英語圏で仕事をするなら英検ではなくTOEICということになりますが、私が10代の頃の英語の検定試験といえば、英検であり、今でも英検1級が私の中では最高レベルを意味します。

そして数年前から英検１級に合格して、自分と英語との決着をつけたい、と強く思うようになっていました。

もちろん、検定での良い成績を利用してキャリアアップを図るというわけではすでに全然ないので、完全に自分の気持ちだけの問題です。

また、何より歳をとるごとに集中力のようなものは減退してくるので、早くしなくてはならないと、ちょっと焦っていました。というか、もうそのチャンスはないかも、と半ば諦めていました。

それというのもTOEICならカナダで受験できるけど、英検は日本でないと受けれないから、１次試験に受かったとして、２次試験を受けるための２往復はどうするのか、時間とお金が取られるけど、その価値はあるのか、とかグズグズ思っていたのです。

ところが、去年、英検のサイトをぼんやり見ていた時、私にとってはかなりの朗報を発見することになりました。

それは、英検も日本国外で受けることができる、というものでした。

ロンドン、ロサンゼルス、ニューヨーク、ホノルル・・・

日本国外ではこの４箇所で、受験することができるのです。

それでも、やっぱり遠いと思い、すぐに踏み切る気持ちにはなれなかったのですが、昨日の夜、突然「いや、来年アメリカまで受けに行こう」という決意が急に固まりました。

そう思うと何だかすごいワクワク感が心に芽生え、暗い気持ちが少しだけ軽くなりました。

試験は年に3回。私は来年の10月を目標に掲げることにしました。

申し込みは９月なので、それまでにロサンゼルス、ニューヨーク、ホノルルのどこにするかを決めようと思います。ロサンゼルスが一番近いし、時差もなく妥当だけど、ニューヨークやホノルルという選択の余地も残しておきたい。だって考えるだけで楽しいから。

わーい、アメリカ旅行。私が過去に２年間ほど住んでいた国。

アメリカで英語を始めて、アメリカで人生最後の英語試験を受けるって、いいじゃん、これ！

英検の問題集は去年数冊日本のアマゾンから購入してあります。全く手をつけていませんが（笑）、早速この冬休みから試験用の勉強を始めようと思います。

心から頑張りたいと思える対象を持つのって、何歳になっても大事ですね。

留学前にアルクの英語教材で勉強に励んでいた20代の私に、53歳になってもまだ英語をうだうだやってるよ、と伝えたいです。

英語力はもとより、とにかく集中力を鍛えて（というか衰えを遅らせるよう）頑張りたいです。

少しだけ心が晴れて来ました。