引っ越す気もないくせに、家賃の動向は気にかけている私。
先日、今年3月までの家賃に関する記事を読みました。
私が暮らす、西部ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー周辺のアパートメントとコンドミニアムの家賃についての記事です。
「驚いたことに」、と記事は綴っています。
2月と3月は、州内、多くの街で平均家賃がわずかに下がったとあります。
ほう、それは確かに驚きです。
にもかかわらず、1ベッドルームの家具なしアパートメントの場合、バンクーバーはカナダで一番家賃の高い街だそうです。
平均ざっと2587ドルなり。(もちろんバンクーバー内でも地域差はありますが、平均で。)
小さな1寝室のアパートメントが25万円もするんですね。
で、1ベッドルームの場合、州内で次に高いのが高級住宅地の代名詞(?)ウエスト・バンクーバーの2584ドル、
3位ノース・バンクーバーの2431ドル、
4位バーナビーの2360ドル、
5位リッチモンドの2215ドル。
バンクーバーでは2ベッドルームなら3552ドル、3ベッドルームなら4815ドルらしいです。
また家賃の高さは2ベッドルーム以上でウエスト・バンクーバーがバンクーバーを追い抜き、2ベッドで3711ドル、3ベッドで5146ドルになります。
これはアパートメントの話です。一軒家の話じゃないです!
まるで何かの冗談のようですが、家具付きアパートメントとなると、これより値は上がります。
みんなよくこんなに払えるよなー、といつも感心します。
私が住んでいるアパートメントも新規入居者はこれくらい払っていると思われますが、私は2019年にここに引っ越して来たので、これに比べると破格の家賃です。
パンデミックで2020年、家賃の値上げはストップし、2022年1月から0.15%弱の値上げ、2023年は2%弱の値上げとなったものの、それでも相場より恐ろしく安いです。
あの時引っ越して本当に良かったと自分の幸運をありがたく思うばかりです。
だって、固定費にこんな額払うなんて、私、絶対無理っす。
仮に払えたとしても、子供のいる家庭で3寝室に50万円とか、たとえ月収が100万円でも、収入の半分。ものすごい無駄遣い(?)じゃないですか。
ところで、カナダの連邦政府職員の労働組合が4月19日から、賃上げなどを要求するストライキを開始し、やっとのことで政府と合意に達したことで、職員は5月1日に職場復帰しました。
賃上げの合意内容は、4年間で11.5%だそうです。
組合側の要求は3年間で13.5%、政府側の提示は3年間で9%だったので、まあ、間をとったんですね。
でも公務員である連邦政府職員でさえ、劇的な収入アップは達成されておらず、おまけにリセッションと言われる今、この高い家賃が払える人が大勢いるのが、とても不思議です。
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