海外在住者のブログ立ち上げ物語(がっかり編)

日々のこと

今年に入ってから、なんかイマイチな流れにとらわれていると感じることが多かった。

まず1月、15年以上使っていたブラザーのプリンターが壊れた。ずっと相棒として頑張ってくれてたのに。

次に2月、車のドアミラーが誰かに壊された。こんなの初めて。約300ドルの修理代は全部自分持ちって・・・

大きいところではこの2件だけ。でも、なんかいつになくイライラして、更年期だからか?とか思いながら、気持ちを切り替えたいと思った。

なんか新しいことがやってみたいなあ。

で、ふとブログを思いついた。

すると途端にイライラが吹っ飛んで、久々に高揚感が湧き上がってきた。とりあえず、なんか面白そう!

ええ、この時点で気持ちはすっかり切り替わってます。流れも変わってます。

よし、じゃあ、まず何をすればいいんだろう?

SNSは一切やったことなく、興味もなく、発信系のことは120%ド素人。

そこで手順をコツコツ調べていったわけですが、これが思いのほか楽しかった!

有料ブログと無料ブログ

へえ、ブログって有料と無料があるのか。そんなことさ知らなかった。

じゃあまずは選ぶわけね。ふむふむ。解説を比較して、私は有料ブログを選択することにした。

有料だと、「独自ドメイン」とか「カスタマイズ」とか「WordPress」とか、意味はピンとこないけど、どうやら自由度が高いらしい。

自由度の高さ。うん、これは私にとって、人生のテーマ。一生、追いかけたいものです。

おまけに有料と言っても、私がその直前に解約してた(そして全く見ていなかった)Netflixの月額料金(約19ドル)に比べたら全然安そう。

次はレンタルサーバー

えーと、ブログのタイプを選んだら、次はレンタルサーバーと契約するのか。

複数社あってよくわからないので、各所で推薦されていた日本の大手レンタルサーバーを選ぶことにした。

私は海外在住で、その点が気になったけど、ネットの世界、いまどき、どこに住んでようと関係ないはず、だよね?

ところが、関係あった。

今にして思えば、全プロセスの中でここが一番時間の無駄だったと言えるけど、いい勉強になりました。

海外在住者の体験談をじっくり読んで、そのサーバーに海外から申し込む時の注意点や問題解決方法は知っていたので、大丈夫かと思いきや、そうはいかなかった。

問題となったのは、支払いの部分。

クレジットカードが海外で発行されているので、セキュリティに引っかかった、という図式だと思うけど、カスタマーサービスに連絡すると解決してくれるらしいので、すぐにメールで問い合わせた。

カスタマーサービスとの果てしない攻防・・・

あの会社もこんな感じなのかな?

すると、約24時間後に丁寧な返事がきた。

「海外発行のクレジットカードで設定する際は、3Dセキュアでの認証が必要になります。お客様のカードがそれに対応しているか、ご確認ください」ということだった。

3Dセキュアって何のこと?と思いながら、カードを発行した銀行に問い合わせると、「対応してます」ということだったので、サーバー会社に「対応してます」と返信した。

するとまた約24時間後に返事がきた。

「現在弊社側では特に制限はかかっておりませんので、問題なくお申し込みいただける状態です」だって。

おおっ、吉報じゃないか!

でも、次の文が「もしお差し支えなければ、一度現在ご登録のアカウントを削除させていただければと存じますが」と続くのはなぜ?

なんで削除?削除してもう一回登録したら、上手くいくの?そう思ったので、そう質問してみた。

するとまたしても24時間後に返事がきた。

「削除すると登録手続きは1からになります。なお、削除は問題の切り分けのためにご提案しておりますので、再登録しても同じ事象になる可能性がございます」という残酷な内容。

は?問題の切り分けってどういう意味?と思うや、糸がプツンと切れちゃった。

素直に「この会社じゃないな」と感じたので、「じゃあ削除してください」と即答した。

するとなぜか今回ばかりはわずか30分で返事がきたよ。「じゃあ削除します」ってね。

そして、私は2度とこの会社に登録を試みることはなかったわけです。

再登録してこのやり取りをもう1セット繰り返す可能性があるとか、無理。

何より、「上手くいく保証はないけど、再登録してみたら?」という腑に落ちない結論にたどり着くまでに72時間以上もかかったという事実が、いちばんの萎えポイントでした。

この会社のカスタマーサービスは丁寧ではあったけど、答えたくない質問は上手くかわして、余計なことは一切言わないというスタンスを貫いてくるので、逆にイラつく対応に感じたなあ。

まあ、これがマニュアルなんだろうし、変なことを言ってくる客も多そうだから、仕方ないのかな。

あーあ。それにしてもこの不毛なやり取り、ホント疲れた。

大袈裟だけど、結構な挫折感。

おかしいなあ。流れ、切り替わってたはずなのに。

がっかりしたら、どうでもよくなって、その日は寝ることにした。(続く)

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