私は重度の高所恐怖症で、閉所恐怖症です。
高所恐怖症の方は、吊橋の上とか2階分のエスカレーターとか、下が透けて見える非常階段とか、もう無理!という感じです。
閉所恐怖症の方は、特に狭い空間に入らなくてはいけないようなことは日常的にないものの、そのような場面を映画で見たり、本で読んだりすると、とても息苦しくなり、いてもたってもいられなくなります。生きたまま棺桶に入れられて蓋をされるとか、体の自由が奪われるような狭い空間に閉じ込められるようなこと、想像するだけで恐怖です。
とにかく、何かにつけて自由度が低いものは嫌いです。笑
いえ、普段からこんなことをいつも考えているわけではなく、昨日、私が最も理不尽に恐怖してしまうことが起こったので、私って何恐怖症だっけ?と改めて考えたわけです。
その出来事というのは、包丁で少しだけ指を切ってしまったこと。ホントにちょっとだけ。
私はおそらく極めて重度の切り傷恐怖症でもあります。
痛みには強い方だし、血が怖いわけでもないのですが、「切り傷」というコンセプトがもう震え上がるほど駄目です。擦り傷とかには、全く恐怖を感じないので、「スパッと切れる」的な傷が耐えられないのだと思います。
こうして書いているだけでも、胸が苦しくなります。
昨日は指を切った後、血は割とすぐに止まり、痛みもすぐに引きましたが、全身から血の気が引くような思いで、身体に全く力が入らなくなり、吐き気がして、呼吸が短くなり、横にならずにはいられなくなりました。意識が遠のくほどです。
もちろん、しょっちゅう指や皮膚を切ったりするわけでもないので、そのような恐怖に晒されることは日常的にはほとんどありませんが。
そういえば、小学5、6年生の頃、図画工作の時間にオルゴールの箱かなんかを作っている時、彫刻刀で指を切ってしまい、ぶっ倒れて保健室に運ばれたことがあります。保健室の先生は、笑っていました。「あんた、こんな軽い傷で顔が真っ青、唇が紫色になったりして、ビビりだね」とか言って。
私も子供ながらに変だなと思ったんですよ。だってほとんど痛くもないのに、何でこんなに胸が苦しく、立ってることもできなくなって、吐きそうになるのかなって。
で、このブログを書くにあたり、ちょっと恐怖症について調べていると、世の中には驚くような恐怖症があることがわかりました。
理解できるものとできにくいものがあります・・・
例えば、顎恐怖症、片栗粉恐怖症、ボタン恐怖症、知識恐怖症、イギリス恐怖症、旦那恐怖症(!)など、病名があること自体、信じられないような気がしますが、こうしたものに恐怖し、私が指を切った時と同じような身体反応が出るのならば、これは大変なことです。
でもこれ、トラウマ的な幼児体験とかと関係がないとしたら、一体どこからくるものなんでしょうかね。
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