まさにタイトル通り。
1年4カ月ぶりに美容院に行って来ました。カットのみ。
背中の真ん中あたりまであった(アホみたいに長い)髪の毛を15センチくらい切りました。
髪は伸ばしていたわけではなく、髪が勝手に伸びた(?)という感じで、なぜかこれまで「美容院」という概念が全く頭に浮かばず、行きたいという衝動が湧かず、よって髪は伸びっぱなしで放置されていたというわけです。
ただ、頭頂に生えてくる白髪だけ、月一で自分で染めてました。
53歳で背中までのストレートって、無茶苦茶なことをしてしまいましたが、なぜか美容院に行かなくなってから、ちらほらと髪を褒められる状況に出くわし、人を不快にさせてないんなら、このままでもいっか、と放置に拍車がかかってました。
ですが、毛先3〜5センチがざらっとした手触りなのが気になり始め、今回やっと重い腰をあげることにしました。
向かった先は、近所の日系美容院です。
これまで私を担当していてくれた若い日本人の美容師さんはもう辞められていたので、予約の電話では「この日に手の空いてる人なら誰でもいい」と伝えてありました。
このような形で予約すると、その店で一番序列の低い美容師さんに当たることになりますが、全然それでオッケーでした。
スタイリッシュなショートカットにするとかなら、技術と経験のある人にお願いしたいところですが、「全体を15センチくらい切ってください」という注文ならば、しかも15センチ切ってもまだ肩下10センチならば、誰でもできそうです。
失敗することの方が難しいかも。何なら私だってできそうです(?)。
今日私を担当してくれたのは、ワーホリでカナダに来ているとても可愛い日本人の女の子でした。
私は美容師さんとの会話があまり得意ではないのですが、彼女は普通の感じでおとなしくもおしゃべりでもなく、良かったです。
カナダに来てまだ1カ月半って言ってました。
「こんな髪ぼうぼうの状態で来ちゃってごめんね」と言うと、笑って「美容院に全然行ってないみたいには見えないですよ」と優しく言ってくれました。
見えないわけないと思いますが、上手に返してくれました。
いえ、髪がどう見えるとかより、私の「美」に対する意識が低すぎると言った方がいいのかもしれませんね。
1時間ほどでカットは終わりました。
ざらっとした部分が切り落とされ、ツルンとした部分だけになり、満足です。
そうそう、この美容師さんと話す中で、私はこれまで馴染みのなかった「髪用語」を二つ学びました。
ひとつは「エイジング毛」。
思わずおうむ返しにリピートしちゃいました。「エイジング毛?」
歳を取ると、白髪になったりボリュームがなくなるのはもちろん、髪に癖が出て来たり、細ったり、ツルツル感がなくなったり、伸びなくなったり(!)するわけで、これをまとめてエイジング毛というそうです。
もちろん意味の察しはつきますが、日本を離れている間にそんな言葉が生まれていたなんて。
そしてもう一つは「毛量」。
こちらも、もちろん意味はわかりますが、この言葉を普通の会話で聞いたの初めて。
美容師さんは私の髪を乾かしながら、「なかなかいい毛量ですね」とさらっとおっしゃり、ちょっとびっくりしました。
毛量。
・・・にしても久々の美容院は学ぶことも多く、何よりこれからは髪を乾かす時、ずいぶん楽になりそうです。
面倒くさがらずに、せめて半年に一回は美容院に行くべきですね。ははは。
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