デート、のようなもの

日々のこと

先週の土曜日は久々に一日仕事がないことが前々から確定しており、とても楽しみにしていました。

何を楽しみにしていたかというと、それはもちろん何もしないことです。

どこにも行きたくないし、何もしたくない・・・

ロバートさんちでダラダラして過ごす。

こんな感じで1日を過ごしたいと思うなんて悲しむべきかもしれませんが、いろんなことに手を出しすぎて長時間労働に明け暮れる私にとっては「ダラダラ」はまさに夢のよう。

「何にもしないでもいい?」(←日本語、合ってる?)

と聞くと、優しいロバートさんは、

「気の赴くままに、でいいよ」だって。

ありがとう。ではお言葉に甘えて気の赴くまま、ダラダラさせてもらいます。

朝ごはんはTim Hortons

普段の朝ごはんはコーヒーだけですが、ロバートさんと一緒の時はカナダのミスド Tim Hortons で朝ごはんを買うのが私たちの習わしです。

私はメープル・ベーコン・ファーマーズ・ラップという長い名前のラップとコーヒー、ロバートさんはベーコン・ファーマーズ・ラップとハッシュ・ブラウンをテイクアウトで注文。

私のラップはメープルシロップでスモークされたベーコンが入っていて、ロバートさんは普通のベーコン。

いつも同じお店に来るのですが、ここの店員の皆様は、面白いくらい毎回オーダーを間違えます。 

私たちのが間違っていなければ、私たちの前の人、あるいは後ろの人のオーダーが間違っています。

商品名が長いせいか(?)客もいちいち自分が頼んだ物を覚えていない様子で、おまけにここの店員はみんな英語がネイティブではないので、何を言っているのか全然聞き取れないと、英語ネイティブのロバートさんは言います。

ロバートさんが聞き取れないのなら、私に聞き取れるはずはありません。

だからもう、雰囲気で、店員が商品名を叫んだら、誰の次に注文したかという記憶を頼りに紙袋をひっつかむわけです。

今回は私たちの前の女の人が「注文したものが袋に入ってないんですけど」とレジに舞い戻ってきましたが、彼女は別に腹を立てているふうでもないし、おまけにレジの人も「すみません」という詫びも一切ないですが(!)、この客は注文したものを手にすると明るく「サンキュー」と言いながら店を出て行きました。

カナダ人って他人を許すのが上手です。驚きますわ、ホント。

ロバートさんにそう言うと、「そうでもないよ」と言いますが、彼の場合も「この店、間違えてばっか。もう二度と行かない」なんてプリプリしておきながら、結局「でももう一度だけチャンスをやろう」と毎回この店に来ているので、やっぱりカナダ人って他人のミス(怠慢?)に寛大です。

少しだけお散歩

朝ごはんの後は、お互いそれぞれのパソコンで、やりたいことをやり始めました。

ロバートさんは資格試験の受験日が迫って来ているので、自分の勉強に没頭し、私は休みと言いながらも、仕事関係のYouTubeをダラダラ観ていました。

これじゃ仕事から完全に解放された休みとは言いがたくなっちゃいますが、「何かに追われている感」は全くないので、逆にとても楽しいビデオ鑑賞でした。

そんなことをグダグダやっているうちに、お互いなんか飽きて来て、天気もいいしちょっとだけ出かけることにしました。

と言っても、近所のお散歩です。

写真が趣味のロバートさんは、紅葉を写真に収めたかったみたいですが、葉っぱの多くはすでにハラハラと地面に舞い落ち、近所にはこれと言った被写体は見つからなかったようです。それでもこんな写真が撮れました。

自然にこんなアーチができるなんて。

このお散歩は40分くらいのものでしたが、冷たい空気の中、くだらない話をしながらロバートさんとあてもなく落ち葉を拾いながら、てくてく歩くのは楽しかった。

お散歩が終わると、私は「疲れたから寝る」と言って1時間くらいお昼寝をしました。

夕食を食べながら映画観賞

4時過ぎにお昼寝から目を覚ますと、夕食をどうするかについて考えました。

私が「カルボナーラを作ろうか?」と提案するとロバートさんは「食べたい!」と喜んでいます。

ただ、材料を買いに行く必要があり、私がうちに取りに帰るという手もあったので、どうしようと言っていると、「やっぱり、せっかくの休みにあれこれしなくていいよ」とロバートさん。

でも、私がカルボナーラと言ったばっかりに彼はどうしてもカルボナーラが食べたくなってしまいました。

結局、日本人が経営している「日本人が言うところの洋食」レストランからテイクアウトすることにしました。

ロバートさんはカルボナーラで、写真は私の注文したチキン付きペストスパゲティです。

チキンが美味しかった。

そして美味しいお夕食をいただきながら、Netflixのリストに上がって来た(?)映画をロバートさんが適当に選んで鑑賞し始めたのですが、それは1993年に公開されたトム・クルーズ主演のThe Firm(『ザ・ファーム 法律事務所』邦題)という映画でした。

これ、日本にいる頃、ビデオを借りて観たのを覚えてます。30年近くぶりに2度目の鑑賞となりましたが、面白かった!

映画が終わるとまた眠くなってきて(疲労が溜まりまくってます)、私はもう一度、2時間くらいのお昼寝をしました。

目がさめると11時半。そろそろ帰らなくちゃ。お互い明日は仕事。

2人揃ってのお休みは、こうして幕を閉じたわけですが、これってデートと呼んでいいのかな。

それにしても、こんなふうにダラダラ過ごした後のお別れは、なぜかとても寂しいです。

でも、寂しいと感じる気持ちが、なんか嬉しい。

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