今年のサンクスギビング(感謝祭)は10月10日の月曜日。
ロバートさんとは8日の土曜日に、息子たちとは9日の日曜日にターキー・ディナーでお祝いしました。
そうです。私は2日連続でターキー・ディナーを作ったわけです。
私は25年前にカナダに来てから、ほとんど毎年、サンクスギビングとクリスマスには、七面鳥の丸焼きを作っています。年に2回のペースですね。
七面鳥、つまりはターキーですが、あまり好きじゃないっていう人も結構います。
パサパサしてるというのが主な理由のようです。
私も肉そのものは、ターキーよりもチキンの方が美味しいと思います。
でもサンクスギビングやクリスマスには、ドカンとでかい鳥を焼きたいじゃないですか。
おまけに私にとっては、ターキー・ディナーの主役は肉ではなく、本来ならば脇役の温野菜たちでありマッシュドポテトであり、スタッフィングであるのです。
一部では不人気なターキーのお肉ですが、ターキーにもいいところはあります。
まず、私や息子たちが大好きなそのスタッフィングをぎゅうぎゅうに詰める際には、絶対にターキーの大きなお腹が必要です。
チキンの小さなお腹じゃ役不足です。
それからロースト中にターキーから滲み出るジュース(で汁?だし汁?)で作ったグレイビーは最高に美味しいと思います。
さらには、ターキー・ディナーの翌日に(特にクリスマスの時)ターキーので汁とターキーの骨やら肉やらで作ったターキー・スープは非常にコクがあって私、大好きです。
ただ、このターキー・ディナー、今年のサンクスギビングはちょっとだけ手抜きをしました。えへへ。
M&Mのターキー胸肉
これです。今回はこれを使いました。
M&Mというカナダの冷凍食品会社のターキー胸肉で、箱の中身はこんな感じです。
一箱 875g で $19.99 です。
ロバートさんとのディナーと息子たちとのディナーに二箱買いました。
すでにマリネされた冷凍肉が特殊ビニール袋に入っています。
解凍の必要はなく、特殊ビニール袋に2箇所穴を開けて、適当な耐熱容器に入れ、190度のオーブンで1時間15分焼きます。
それだけ。
焼き終わったらビニール袋から取り出して薄く切ります。
ビニールの中に滲み出たで汁はグレイビーに混ぜました。
肉が焼けるこの1時間15分の間にマッシュドポテトや温野菜やスタッフィングを作りました。
ロバートさんはなぜかそれほどスタッフィングには思い入れがないので、ロバートさんとのディナーにスタッフィングは作りませんでしたが、息子たちはスタッフィングが大好きなので、しっかり用意しました。
玉ねぎとセロリとリンゴと自家製クルトンのスタッフィング。
本来ならこれをターキーのお腹に詰めるのですが、今回は丸焼きではないので、これはこのまま食べます。
スタッフィングと言えば、もち米で作るスタッフィングも超美味しいですよ。
私はもち米にこっそり松茸を忍ばせて、お醤油少々で炒め、ターキーのお腹に詰め込みます。
やはり出来上がりの香りがたまりません。
もう好き勝手にアレンジするので、伝統的なサンクスギビング・ディナーからどんどん離れて行っているような気がしますね。
伝統スタイルと言えば、クランベリーソースという謎のソースもありますが、私は未だに意味がわからないので(美味しいともお料理に合っているとも思えない)、作ったことも作ろうと思ったこともないです。
さて、こんな感じで今年のターキー・ディナーは幕を閉じました。
これはロバートさんと食べた時の中身。これをパンといただきました。息子たちはパンではなく絶対ご飯と食べるのがなんかおかしい。
いくつ感謝できるかな
1995年、アメリカで暮らし始めて最初のサンクスギビング(アメリカの感謝祭は11月)に、私はルームメイトの実家のディナーに招待されました。
その時の私はサンクスギビンが何かさえ、さっぱりわからない有様でしたが、そのディナーの席で食事の前に、自分が感謝することを一人ずつ発表するということをやりました。
その時は何とも思いませんでしたが、今思い返すと、それってとても素敵な儀式だと思います。
さて、私は今、いくつ感謝できることがあるかな。
心から信頼できる家族がいること。
息子たちが素晴らしいこと。
恋人がいること。
恋人に対する不満が思い付けないこと。
仕事があること。そしてその仕事が大好きだと思えること。
住む場所があること。そしてその場所が大好きだと思えること。
健康であること。
足の裏はまだ少し変だけど、頑張ってくれていること。
周りのもの全て。
さっき窓の外に見えた満月。
そして私はものすごく自由なんだという感覚が、ちゃんと味わえていること。
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