ハイティーン・ブギ

日々のこと

一週間くらい前に、ふと、本当にふと、マッチの『ハイティーン・ブギ』が聴きたくなったんです。

今も昔もマッチのファンというわけじゃないのですが。

また、この歌が昔、すごく好きだったわけでもないのですが。

なんか、ふと。

『ハイティーン・ブギ』は1982年に発売された曲で、同名映画の主題歌でした。

もちろん主演はマッチこと近藤真彦さんです。

たのきん、ものすごい人気でした。ちょうど40年前でございます。ひえー!

映画、観ましたが、武田久美子さんが相手役でバイクがたくさん出てきたこと以外、ほとんど覚えていません。

原作は漫画だったんですね。

聴き始めたら止まらない

さて、今ここでお話ししたいのは、映画でも漫画でもなくて、この曲です。

なぜか、ふと聴きたくなって聴いてみたわけですが、インスピレーションに従って大正解でした。(←大げさ?)

名曲じゃないですかっ!

意外や意外(でもないのかな)、曲に感動して鳥肌が立ちました。

とにかく、かっこいい。

マッチの歌の部分以外が、本当にかっこいいんです。

なんだかんだで2時間くらい、ずっとリピートして聴いてました。

作詞は松本隆さん、作曲・編曲は山下達郎さんです。

おお、なるほど!そういうことですか。

ギター、ベース、ドラム、コーラス、どれもありえないレベルで超・超カッコいい。

1曲通してギターの部分だけを集中して聴いて、次にベースだけを聴いて、ドラムだけを聴いて、コーラスだけを聴いて・・・ってことを延々やっていたら、2時間なんて、あっという間です。

ずっとやってても全然飽きない。

むしろ全然聴き足りません。

ちなみに、コーラスには竹内まりやさんが入っています。それから山下達郎さんもエポさんも。

贅沢ですなあ。

コーラスも、これがメインの歌なんじゃないかっていうくらい感動しますよ。

オリジナル版一択

YouTubeには、いろんなバージョンが出ています。

マッチ本人がいろんな歌番組で歌っているものやジャニーズの後輩によるカバーや女性シンガーによるカバーなど。

山下達郎さんが歌うバージョンもありました。

それから、マッチのレコードに合わせて一般の人がギターやドラムをかぶせたものなど(どれもよかったです!)。

でもですね。

一番いいのは、やはりシングル・レコードのオリジナル・バージョンです。

というか、これ以外考えられません。

とにかくこの曲、歌はあまり関係ないと思うのです、個人的には。

バックの音楽、カラオケ部分のアレンジとコーラスが肝なんです。

そして、オリジナル・バージョンを凌ぐアレンジは見当たりません。

えーと、さっきからマッチの歌だけ褒めてませんが、これがですね、何度も何度も何度も聴いているうちに、歌はマッチ以外ありえないということが腑に落ちてきます。

最大の理由は、マッチの一本調子の歌唱が、バックの音楽を一切邪魔していないからです。

「オレの歌、聴いてくれよ!」と前へ前へ出てこないところがサイコーってわけです。

ええ、もちろん褒めてますよ!

モヤモヤが吹っ飛ぶ

次は、聴き方です。

これもですね、極上のサウンドを一音も聞き逃さないために、イヤホンがオススメです。

大音量で音楽を聴くと気持ちがすっきりするのはよくあることですが、私も『ハイティーン・ブギ』を2時間聴いたら、あらゆるモヤモヤが吹っ飛びました!

ええ、単純です。だからこそ幸せです。

ふと思いついたあの日以来、1日10回以上は聴いていますが、何回聴いてもしびれますし、ホントすっきりします。

ちょっとしたモヤモヤを抱えていらっしゃる方、騙されたと思って、是非聴いてみてくださいね。

最後に歌詞について。

映画の主題歌なので、そのストーリーをモチーフにした80年代風の言葉が散りばめられていて、クスリと笑ってしまう箇所もありますが、その世界観にちょっぴり感動した部分もあるので、そこを抜粋します。

「若さはいつでも one way road

誰も引き返せないさ

昨日とは 違う生き方 見せてやる

ハイティーン・ブギ 風を切って走れ

ハイティーン・ブギ 自分の人生は 自分で決めてやる

それがサイコー」

うん、確かに。サイコーですな。

これも引き返せない若さってやつですね!
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